ブログの収入だけで生きていこうっていう考え方
ブログでフリーランスという考え方に対する感想です。
ブログでフリーランスになりたい気持ち、私はよくわかる。
これは、本当によくわかる。
自分の感じたこと、考えたこと、経験とかをブログに文章にしてそれだけで生活してけたらこんな楽しそうなことないですよね?
たぶん、今大学4年生で就職しょうとしている人とか、これから社会に出ていこう!って人はあんまりブログで食っていきたいとは思わないのかなとは思う。
うらやましさを感じつつも、現実を考えてブログで生きていこうと一歩を踏み出す人はあんまりいないはずです。
社会に出る前の人たちは、やっぱ自分がこれから就職する会社とかに対して、期待感や夢があるだろうしね。
そして企業に出れば、その企業の兵隊になるわけだから少なからず理想と現実のギャップに苦しめられる日々が待っている。
新人のうちは我慢しろとか、3年は続けろってよく言われると思うけど、結局新人のうち我慢したって3年続けたって、その仕事が本当にしたい仕事じゃなかったことに気付いてしまったら、理想と現実のギャップを埋めることは永遠にできないでしょう。
もう少し言うと、今のおじさん世代が働いていたときは、我慢さえしてれば多少の恩恵が受けれたっていう事実があります。
今の僕たちが、一生懸命頑張って働いたって退職金が出るかもしれないし、出たとしてもちょっとだし、年金だってわからない。
散々企業に使われた後出がらしみたいになって、ぽいっっと捨てられるわけです。
ブログで生きていくって考え方に本気で憧れを感じる人って、私のイメージだと就職して数年が経って、会社にケチョンケチョンにされて自分が一体何をしたかったのか悩んでるような人達の気がします。
一度社会に出た人間が、自分を見つめなおした時に出てくるような考え方の一つになってしまっているのかな、という印象です。
だから、本当にわかる。ブログでフリーランス。
効率の悪い働き方をするしかないシステム
また、ブログに限らずフリーランスのいいところは、自分の仕事に思いっきり集中できることでしょう。
今のサラリーマンって大体の人が通勤時間に一時間以上時間を割かれ、仕事が始まったら無駄な行事や、無駄な会議、無駄な付き合い(適度なコミュニケーションを否定するわけじゃありません)でどんどん生産力を削がれていってるんですよね。
会社に出社する必要のない仕事は出社せず、必要があれば必要な時間に出社、退社し、無駄な行事(ラジオ体操)、無駄な会議(結果の出ない2時間の雑談)、無駄な付き合い(付き合い残業、飲み会)これら一切を断固たる決意で排除できたら。
今、個人がすごい大事にされている社会ですが、こんな足かせだらけの状況で仕事をさせられ、個人の可能性とかそういうものには期待をよせられず、ただ会社の歯車として回り続ける。
効率よく出来る手段、アイデアはいっぱいある。
自宅にFAXを設置してあげるとか、必要な時間に出社することを認めるとか、会社のシステムを変えればいくらでも自宅勤務が出来る態勢を整えることはできる。
効率よく仕事が出来る手段いっぱいあるのに、企業はやらない。
企業の収益を出すアイデアはいくらでも出せというけど、社員の働き方、生き方まで考えてくれる会社は少ないですよね。
ブログでフリーランスやりたいって人がここまで増えたのは、それよりも魅力的な仕事を提案できていない日本の働き方システムせいでしょう。
さらに言及すると、新卒で努めて心も体もボロボロになって、それでも頑張って働いている人たちに、人生の再スタートを切らせる受け皿がいまだにない。
新卒の就職に失敗したら、もう終わりだという風潮が世の中にはいまだにある。
ブログでフリーランスあこがれる人が増えるのは当然と言えます。
フリーランスのブロガーという選択が、逃げではなく攻めであってほしい
このような過酷な状況下で、ブロガーになるというのは確かに「逃げ」ではあるかもしれない。
でも逃げるのっていけいないことでしょうか?
劣悪な環境、理想と大きく乖離してしまった環境でひたすら耐え続けて働くことって攻めっていうんですか?
社会に出て、会社勤めしてわかったこといっぱいあるでしょう。
皆さんたちが企業の中でおかれている状況は、皆さんたちの力では改善不可能です。
であるならば、まずは環境を変えるというつもりで、フリーランスブロガーたちには頑張ってほしい。
逃げるのではなく、戦略的撤退として一度企業から撤退する。
個人が重視される新しい世界で、新しい自分の働き方を構築してほしい。
逃げといわれないためには、以前よりも攻める必要があります。
私は、ブロガーになった人がサボることや以前よりも働かなくなることに反対です。
ブロガーという生き方を選ぶなら、以前の環境よりももっと生産してください。
もっと質のいい仕事をして、内容のあるものを生み出してほしい。
足かせがなくなったブロガーなら出来るはずです。
ブロガーは無職ではない。
そもそもブロガーは、PVを増やし広告収入によってお金を得るわけです。
広告収入を得るということは、広告に見合った利益をあげてる企業があるというわけです。
企業に使われてきた元サラリーマンブロガーたちが、ある意味企業と対等の立場に立つ瞬間ともいえるでしょう。
テレビが衰退し、ネットがこれから繁栄したいま、広告と情報発信という意味でブログを選ぶ理由は十分です。
テレビその圧倒的な影響力によってスポンサーからの莫大な資金を元に大きく成長しました。
これからは、ネットがそこにとってかわるかもしれません。
ブログの未来が明かるいかはわかりませんが、可能性は大きいと思います。
ブロガーに期待したいこと
やるなら、本気でやってほしいということに尽きます。
閉塞感の漂う日本において、日本の新しい働き方を開拓するぐらいの気概で頑張って欲しいと思います。
ブロガーが一つの職業として認められるほどの活躍を期待しています。