20代夫婦が投資で早期リタイアを目指すブログ

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働き方改革について

 新聞各紙が、財務省の福田事務次官の辞任について報じている。

 事務次官の辞任の理由は周知の通りセクハラ問題であり、辞任は当然である考えられているところであるが、真相を究明する手法として、被害者本人に名乗り出させようとするその恫喝的手法がより問題視された。

 報道にあるようなセクハラ発言が、実際に女性記者にされているのであれば論外であるのは当然であることだが、それを監督する組織や人間の甘さが滲み出ている。

 働き方改革は、単に労働時間を削ればいいという問題ではない。

 政府は働き方改革を急速に推し進めているところで、テレワークやフレックスの労働、フリーランスといった働き方を認め、働き方に対するあらゆる問題に対して、向き合っているところであるが、一番考えなければいけないのは、労働者に対する意識の改革だ。

 人口減少が叫ばれる日本において、経済的成長を望むのであれば女性の活躍は絶対的に必須である。まずこの認識を持っていない人間が企業にも、公務員の中にも大多数でいることを私は再認識した。

 いくら口で綺麗事をいったところで現場レベルでは女性の必要性だとか社会進出だとかそのような「今旬のワード」についてどこかで鼻で笑っているような認識があったということである。

 この財務省の対応を見ればそうとしか思えないし、真摯さを全く感じない。

 現代は、個人の時代になりつつあるのだが、そのような個人が大事にされたりすることについて嫌悪感を感じる人もいるのだろう。

 個人が大事にされるということは、一歩間違えると自分勝手と解釈されかねない。

 意識については、政府が施策として何かをするとか、アピールしていくというよりは日本国民の教養に直結する問題ではないかと個人的には思っており、問題の直接の処方箋はないと感じる。

 そうであるからいまだに産休や育休が取りづらかったり、復帰後に不当な評価を社内で受ける女性が相次いでいるのだ。

 だからこのままの状況では、女性の社会進出は永遠にこの国では訪れない。

 このような意識は男性職員だけでも、古い女性職員にも根付いている。

 自分たちの時代は我慢してきたのに、今の若い世代が全てまかり通っていく状況を許すことができないのだろう。

 そもそも論として男の上に女が立つ、このような状況を毛嫌いする者もいるし、往々にして女性幹部職員というものは部下の男性職員に軽んじられやすいという面もある。

 しかし、古い考え方が蔓延したままでは、真の働き方改革は永遠に進まないと断言できる。

 女性の社会進出とは何か、と改めて考えるべきだ。そして報道にあったような言動が何故問題視されるか、海外でme too運動が何故広がったのかを胸に手を当てて考えるべき人がこの社会には多くいるだろう。

優れた職場環境であるなら、私は早期リタイアを目指さなかった。

 働き方改革は、このブログに設立に直結する部分である。

 私は、都内で働くしがないサラリーマンではあるが、職場環境に嫌気がさし、職場を早期リタイアすることを目指した。

 ブログを解説して2年近く経ったが、この方針はいまだに変わっていない。

 つまり、私の職場環境は2年経ってもまるで変わらなかったということだ。

 私の観察している範囲ではあるが、ツイッター上には仕事に不満を持ったり転職したいとか離職したい、もしくはした、そのような人が溢れている。

 今の若者世代が投資や投機に対して飛びつきやすいというのは、決して今の若者世代が投資好きということではなくて、職場環境に嫌気が刺して、私と同じようにいつか会社を辞めるための準備として投資をしている人も少なくないのではないか。

 繰り返すが、働き方は重要な国の施策だ。

 働き方について見直されている今、一人一人が意識の改革をしていった方が良いだろう。