20代夫婦が投資で早期リタイアを目指すブログ

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楽天株考察

 今日、楽天株を100株分購入した。

 以前から個別株は購入したいと考えていて、何か良い銘柄はないかと米国株を中心に探していたのだが、色々あって日本株である楽天株を購入した。

 楽天の株を買った理由は妻に薦められたからだ、

 楽天は携帯電話事業に本格参入する事が決まっており、個人的な意見としては国内の携帯電話事業に参入する障壁は相当に大きいだろうと考えていたのだが、妻にしてみれば意欲的に事業を拡大する楽天の姿勢(三木谷社長の経営方針とも言える)が気に入ったということなのだろう。

 私は、ウォーレンバフェット の投資方針が好きでインデックス投資を始めた経緯があるのだが、バフェットの投資のルールは、

 • 税引き前利益が75百万ドル(1ドル=120円換算で90億円)以上の企業

 • 継続的に利益を生み出している企業

 従業員数が少ないかもしくは借金が少なくROEが高い企業

 (有能な)経営者がいること

 単純な事業

 (適切な)値段

 このような形で構成されている。

 このバフェットのルールに当てはめて、簡単に楽天株を考察してみた。

上から順番に考察していく

 1つ目の税引き前利益が75百万ドルについては、楽天は余裕で達成している。

 楽天の純利益は380億円であることから、この点については全く問題ない。

 

 2つ目の継続的に利益を生み出している企業か、という点については2010年からのデータではあるが、淡々と売上高を伸ばしており、「継続的に」というものをどのレベルで考えるかは主観による部分もあるが個人的には継続的に事業を伸ばしていると考える。

 

 3つ目の従業員数が少ない、もしくはROEが高い企業か、については、2017年12月期の楽天のROEを確認したところ、16.2%であった。

 昨年度は10%を超えており、ROEは優秀であったと考えてもよいと思うが、前年、前々年度のROEは10%を下回っており、楽天のROEは普通か、それよりもやや良いといった程度だな、という印象を私は持った。

 

 4つ目、有能な経営者がいること。これについては、三木谷社長というカリスマが君臨している楽天株に投資する者たちとすれば重要な点となる。

 色々な批判や意見があるのは承知しているところだし、私は三木谷信者ではないが、時代の変化に敏感に対応できる方だとは思っている。この点についても一応楽天はクリアしている考えた。

 5つ目を飛ばして、6つ目の適切な値段については、私は今楽天株は割安ではないかと考えた。適切な値段を超えて安くで買えたとさえ思っている。楽天は三木谷社長も「実力が反映されていない。」語っていたが、株価がずるずると下がっている。

 楽天の意欲的な他事業への取り組みや主戦場である楽天市場の好調、その他証券部門など利益も上がっていることなどを考えれば、せめて横ばいの株価になっても良さそうなのである。

 楽天の株価が上がらないことについては株主優待が弱いだとか、意見もあるところだが、適切な価格という点については今現在の価格は割安だと考えた。

 楽天の主戦場である楽天市場の競合としてアマゾンが存在することなども、長期で投資をしようとしている投資家が嫌がっている部分もあるのかもしれない。

 

 最後の5つ目であるが、私はこれを一番の問題とした。

 楽天の事業は今どう考えても単純な事業ではない。カリスマ的経営者の三木谷社長も恐らく事業の手足の細部までは把握していないのではないか。

 今の中国の習近平国家主席が巨大すぎる中国という国家の全てを掌握出来てないいないことと同じように、楽天の事業は多岐に渡る。

 意欲的に色々な事業に参入しているとも考えられるし、主戦場での戦いが厳しくなっているいう考え方も出来る。

 この点はバフェットのルールに反していると思う。

 

 6つ目の楽天の事業の複雑かつ多岐に渡る性質は、バフェットのルールに当てはめると問題なような気もしたが、私はとにかく楽天株を購入した。

 初めて購入した個別株ではあるが、業績悪化の際は、少額であるので極力思い入れ等を持つことなく直感的な判断をしないように淡々と冷静な判断を下していきたいと思う。