20代夫婦が投資で早期リタイアを目指すブログ

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ブロックチェーンの衝撃を読んだ感想などなど (MUFGとか)

 先日発売された「ブロックチェーンの衝撃」という本を読みました。

 

 昨今のブロックチェーンの普及は本当に目覚ましくて、驚くばかりですよね。

 つい先日もこんな仮想通貨が発表されました。

 

三菱東京UFJ、独自仮想通貨発行へ 

 いや、このニュースにびっくりした人も多いと思います。

 

 これまでフィンテックやビットコインなどの仕組みを懐疑的な目で見ていた人も、ちょっと考え直す機会になったと思います。

 私の妻も、私が仮想通貨に注目し、投資をすることに反対していたのが、このニュースを見た後、投資をしたいと言い出したくらいです(笑)

 

 仮想通貨の信頼度をあげるという意味では大きな出来事でした。

 

 ただ、よくよくMUFGという通貨を見つめてみると、ビットコインのようなパブリックブロックチェーンというよりは、プライベートブロックチェーンに当てはまるのかな?という感じです。(というよりポイント)

 

 現在のブロックチェーン技術が、まず投機として発展してきた背景を考えると、1ポイント1円と固定したことや、送金等において他にもっと便利なコインがあることを考えると、法整備の面に目を向けてみても、乗り越えるべき課題は山積しているな、と。

 

 というか本当に実験的な試みであり、かつ本当に実験なのかな?と思います

 大きな試みの第一歩であることは確かですし、そこは評価して、話題性のあるものでもありますので、今後の動きに注意しておきたいと思います。

 

ブロックチェーンの衝撃を読んだ感想

 本題です。

 妻のkindleで購入しました。

 

 読んだ感想は、一言で言うと難しいです。

 かなり難解で、一度読んだだけで理解できる人はまだ日本にほとんどいないのでは?

 私のような一般人には理解不能の部分が多々多々ありました。

 

 ということで2週目読もうと思います。

 

 難解ということで、じゃあ全く頭に入ってこないのかというとそうではなく、ギブアップすることなく読み切ることができました。

 それだけ、このブロックチェーンという技術が未来を先取りしていて刺激的な内容だから読めたんだと思います。

 

 読後感としては、子供のときに見た、車が空を飛んでいて、宇宙服のような服を人々が来た未来の予想図を、起こりうる現実のものとして読んだって感じですね。

 この表現は別に大袈裟じゃないと思います。

 

 ブロックチェーンの衝撃というタイトルなので、ブロックチェーンという革命的な技術が社会に与える影響とか、投資としての資産価値みたいな部分が書かれているのかなと思ったのですが、そういった部分はあまり書かれていませんでした。

 

 (特に投資という観点からは全くと言っていいほど書かれていなかったと思います。ブロックチェーンの衝撃っていうのは、社会に与える影響のことで、時価総額の増減はそこについてくるものということでしょう。)

 

 この本を著者達は、すでにブロックチェーンが今後、社会に革新的な影響を与えることを確信していて(確信というより、近い将来起こりうる事実として身構えていて、という方が表現として正しいかもしれない)

 むしろ、ブロックチェーンという技術の問題点や、乗り越えていくべき課題を提示し、その課題に対する現在の進捗状況を報告した、という感じでした。

 

 で、ブロックチェーンという技術を深く理解した著者たちでも、この仕組みが今後普及し、広がりを見せていくことは確信していても、どのように利用されて、どこまで大きなものになるかは想像できていない。

 

 それだけブロックチェーンという仕組みが、インターネットと例えられるほど、大きな技術の発明だと感じさせられました。

 

 インターネットだって、黎明期のころは、ほとんどの人が現在の広がりを想像することが出来ていなかったですよね。

 今は、ネットでみんながアマゾンなどで買い物をして、電車に乗ればみんながスマホでツイッターやフェイスブックをしています。

 

 10年後、ブロックチェーンはどこまで普及し、世界を変えているんでしょうかね。

 

イーサリアムについての記事が多くてよかった。

 私がもっとも注目している、イーサリアム。

 以前も

 

toushisintaku.hatenablog.com

 

 ちょこっと紹介していますが、ブロックチェーンの衝撃では、イーサリアムの乗り越えるべき課題や問題点についても触れています。

 

 投資対象であるイーサリアムの可能性と問題点について知ることができてよかったです。

 

ブロックチェーンの未来は明るいというより・・・

 また、ブロックチェーンの衝撃というより現在の金融システムの限界を感じたという部分の衝撃も結構大きかったです。

 

 ブロックチェーンのシステムが優れていることに加え、現行の金融システムには問題点があることを知りました。というか問題点多すぎる。

 

 今の金融システムがブロックチェーンに太刀打ちすることは到底できなそうですし(運営コストが桁外れに違う。)だからこそ、ブロックチェーンを取り入れたい金融機関がプライベートブロックチェーンを導入しようとしたり、MUFGなんかもその試みの一つでしょう。

 

 競争になれば、今のシステムは一瞬で蹴散らされるでしょうね。

 優ってるところといえば、信頼性ぐらいでしょうが、そもそもブロックチェーンという仕組みが信頼性を必要としない仕組みなんでこの点も語るに値しない、

 

 実際に今後、数年でプライベートブロックチェーンも大きく広がると思います。

 で、現行のシステムはどんどん縮小していく。

 早く導入すれば、そこにはブルーオーシャンが広がっているわけだから早いもの勝ちとも言えますよね。

 

 今のブロックチェーン業界のスピードを見ていると、プライベートブロックチェーンが広がるまで数年もかからないかもしれません。

 

 もっと言えば、この本が発売されてまだ日が浅いですが、すでにこの本の情報ですら古い、それぐらいの速度感で変わっていってます。

 

大きな変化を前にして

 今後社会がどのように変化していくのはわかりませんが、うさんくさいとかただ難しいといった理由で、このブロックチェーンから目を背けるのは明らかに損をしています。

 

 この本を買う必要はないと思いますが、ブロックチェーンという技術に今後注目しておく価値は大いにあると思います。

 

 今後とも、この技術について勉強していきたいですね。