駐車場シェアリング
使わなくなった駐車場の遊休地やインターネットを介して駐車場を貸し借りする駐車場シェアリングが関心を集めていると本日の日経が報じている。
私が資産運用を始めようとした際に最初に目をつけたのは駐車場経営だった。
結果的には、仮想通貨という運用先を見つけたので行動に起こす事はなかったが、仮想通貨で得た利益の運用先として不動産や土地活用を考えている私にとっては注目のニュースだ。
今仮想通貨は投機や投資として買われている面が強い。
いずれやってくるであろう高騰後の出口戦略として不動産投資を考えている方も多いはずだ。
不動産投資は、素人が手を出そうとするには中々高いハードルがあるかもしれないが、土地活用という視点から考えれば、大きな失策にはなりにくいのではないかと思う。
駐車場シェアリングのような仕組みがあれば、土地さえあれば駐車場としても土地を効率よく利用する事が出来る。
「シェア」するという考え方は、これからの社会で重要な部分を占めてくるくるはずだ。
自動車産業は今後、自動運転化が急速に進んでいくはずなので駐車場需要がまだまだあると個人的には考える。
需要があると考えるのは以下の理由からだ。
自動運転の事故に対しては原則として、車の所有者に対して賠償責任を負わせる方針が固まったと日経の1面が報じた。
所有者は、車のシステムのアップデートなどが義務付けられる見込みだ。
事故の責任の所在が、メーカーを負わなくなった事でこの分野の成長は著しくなることだと思う。
そして自動車の世界にも「シェア」という考え方が更に広まってくるだろう。
マイカーを持つ人がいなくなる事はないだろうが、レベル5に達した車が道路を走り回るような社会になれば、車をそのものを個人で貸し出すような人も出てくるはずだ。
スマホなどで近くの利用されていない車を契約して、自宅近くに呼び出す。車に乗って買い物などを済ませ、自宅戻ったらその車は乗り捨てる。車は自動運転なので、そのまま近くの駐車場などに戻る。
契約の方法は、単純にクレジットカードなどの既存の決済手段を用いても良いが、イーサリアムなどを利用しても良い。
ブロックチェーン上に契約内容を記載出来るイーサリアムのスマートコントラクトは相性が良いはずだ。
法的な問題で、自動運転の車の無人走行が許されるかはわからないが、未来の可能性としては十分考えられると思う。
従来のカーシェアのサービスのようにわざわざカーシェアのある駐車場まで赴く手間が省けるし、特に自動運転の需要がある地方の高齢者が多い地域での活用が更に見込まれる。
車を「シェア」して利用すれば、貸し出す側はお金を得る事が出来るし、乗る側は車の購入費や、維持や管理に掛かるお金を大幅に節約する事が出来る。
シェアされる車の需要と供給が増すので、必然的に駐車場需要が高まる。
以前ブログにも書いたが、私はこの自動運転の分野に期待している。
ウーバーの死亡事故の件や、テスラのリコール問題など自動運転に乗ってネガティブなニュースも多いが、今後もこの分野の動きを注視していきたい。